| 「サイバービジネスコミュニティ」をどう運営するか
(B-137)近代中小企業99.12 |
|
| ■消費者向け商品やサービスを手がけている中小企業の場合は、インターネットの活用方法はかなり明確になってきた。だが生産財関係の場合はまだ試行錯誤だ。実際には、市場規模やその有望性はB to B(企業対企業)と言われる企業間取引の方がはるかに大きいのだ。そんな中で、生産財に関わる中小企業がスクラムを組み、情報交流や技術交流を行っている例を紹介しよう。 |
|
| ●B to Bのコミュニティサイトを運営するエヌシーネットワーク エヌシーネットワークは葛飾区の2世、若手経営者が共同で設置した、製造業、ベンチャー企業の技術交流、情報交換を図るためのホームページとして、スタートした。 この日本版、しかも中小企業版がエヌシーネットワークだ。設立の趣旨には次のようなことが書かれている。「大企業を頂点としたプラミッド社会の中にいる下請け企業は従来はピラミッドの上だけを見て仕事をしていました。しかし今、プラミッド社会の外に新しい景色が広がっていることに気づいた多くの中小企業は、果敢に外の社会との交流を深めようとしています。手軽になったインターネットを情報受注発信の道具として積極的に使うことで、それらのピラミッド外の交流を求めている中小製造業のネットワークをインターネット上に作ることが出来ると考えています」 まず情報面から見ると、エヌシーネットワークの場合、中小製造業にとって、有用な情報が満載である。ビジネス情報としては、最近増えてきたメーカーのネット経由の資材発注情報にリンク出来る。また中小製造業の経営情報として「中小製造業のための知的所有権戦略講座」といった情報が提供されている他、「金属プレス技術講座」「鉄鋼の基礎知識」「電気メッキ講座」「CAD/CAM用語集」といった技術知識情報も充実している。同じ立場の中小企業の主催であるだけに、地に足の付いた質の高い情報が提供できるところが強みでもある。「金属プレス技術講座」では業界経験30年の超ベテラン技術者が担当するなど、日ごろ、なかなか入手できない実務的な技術情報がネットで公開されているわけだ。 ユニークなのは「プラスチックの知恵袋」のコーナーで、プラスチック用語や関連サイトの紹介、品質管理に関する情報、プラスチック成形金型の情報などプラスチックの関連する情報のデータベース検索コーナーだ。このデータの出所は参加企業のメールであり、個々のノウハウや情報がこのデータベースで一元化される仕組みだ。これもネットならではの、情報蓄積と共有の形だ。 ●掲示板で意見交換 ●データベース機能 |
|
|
|