サイバービジネス関連寄稿

ネットビジネスの陥る12のワナ

(B-150)〔ネットランナー 00.05)



大体アメリカ人は「5つのヒケツ」だの「21のプロモーションルール」だのというパターンが好きである。かくいうワタクシも結構好きだ。ただのヒケツより「5つの・・」の方がもっともらしい。
「結論は3つです」とか「このポイントは5つにまとめられます」と言った方が頭も良さそうに見える(かも)。



 先日はネットビジネスを手がける企業が陥る「6つのワナ」というのを発見。これって結構おもしろい。売れない、売れないとなげているヒトはこれを参考にしましょう。

新しい道具に古い器」:

 これはよくあるパターンですね。そうか、アメリカも同じなのか、と感慨を新たにする。インターネットを新しい玩具として飛びつくが、企業の内部が古い。そもそも企業体質やビジネスプロセスの革新を伴わないとダメだ、ということなのだ。日本では既存の小売業、系列店政策でがんじがらめになっているメーカー等が陥っているワナだ。ついでに言えば新しい道具に古いアタマかな?

技術のための技術のワナ」:

 技術を過信するパターン。なんだ、これも日米共通なのか!ユーザーの使いやすさや、必然性などを考慮せず、ひたすら新技術の導入を良しとするパターン。少なくともショップにおいては、新技術はあまり役に立っていない。「3次元仮想空間」を実現したショップなんて、見事にこけていたものネ。

誰にでも良い顔をしたがるワナ」:

 エブリシングツーエブリンワン、という訳ですね。一頃ポータルとか騒いでいたが、これなどはまさにこの典型。ただネットの世界のルールは厳しくて、万人向けで生き残れるのは上位1位までと決まっているのだ。総花的であることは、リアルの世界以上に難しい戦略だ。

パンフレットの置き換えのワナ」:

 アメリカでもまだこんなウエブがあるのか・・・。例えば通販会社で紙のカタログの置き換えのような店を作るということだ。ウェブならではのメリットを訴求できず、結果的に対した魅力を提供できない。

内向きなウェブ」:

 あくまで企業の内部でマネジメントしようと思うウェブのこと。ウェブとはそもそも顧客とのインターラクション(相互作用)で発展していくものだから、1度公開したらアメーバのように変質していくものだ。これを理解せず、ガチガチに内部で管理しようとするウェブのこと。

臆病なウエブ」:

 顧客とのインターラクションを恐れるウェブ。日本の大企業は掲示板などを嫌うが、これも臆病なウェブの典型だ。勇気を持って顧客とのインターラクションを活用しましょう。
この6つのワナのどれかに陥ると、インターネットビジネスは成功しません、とのことでした。

 なんだこんな程度なら、ワタクシにも作れるぞ、と思うわけですね。付け加えますと次のようなこともあるでしょう。

カンパニーホームページの一角で細々と商売」:

 カンパニーホームページとは広報部が作っているような会社案内型のウェブのことだ。この一角で細々とECを行っているようなケース。日本では大メーカーに目立つ。成功の秘訣は、広報部の手からウェブを取り上げることにあり、だ。広報の思う重要ニュースとは「女子柔道部が優勝しました」ということ。女子柔道部の横で店を広げてもネ。いかにも売れそうもないパターン。

ドブ板営業で偉くなったトップマネジメントが統括するウェブ」:

 これは売れない典型のパターン。ウェブでのビジネスは「創造的破壊」を要求するから、ドブ板営業との接点はかなり薄い。まず役員の人選が大事なのネ。

ひとりよがりの店」:

 大体広告代理店の企画書をそのまま使ったみたいな店だ。「美しい時代のあなたへ」とか「次世代のライフスタイル」とか書いてあるが、何が美しいのかはよくわからない。ウェブの商売は「言語明瞭」が要求される。

初心者に不親切な店」:

 売れる店は今日からインターネットを始めた人も、迷わず買える。ブラウザーのバージョンを指定したり、プラグインを頭から要求したりしないものだ。

訳のわからない会費・会員制をしく店」:

 「お知らせのご提供」程度のメリットで会員番号やパスワードを要求する店はまず売れない。総顧客数の勝負のウェブで、会費や入会金を取る理由も厳密に検討すべきだ。某百貨店では、トップページから会員番号を要求するが、何のメリットがあるのか意味不明だ某書店の入会金も、ユーザーメリットは皆無。単なる赤字ホテンの意味しかない。

機能は満載だが主張や個性のない店」:

 最近の大型店に目立つ。ありとあらゆるエンジンを搭載。でもぱっとしない店のこと。結局はリアルもバーチャルも商売の本質は変らないということなのだ。

以上ネットビジネス12のわなでした。



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