| CRMとは何かー 保険毎日新聞:99.11(C2−23) |
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| ■ マーケティング業界は次々に新しい言葉が出てくる。最近の流行語大賞は「CRM」だ。似たような言葉であるCSMについては本欄でも紹介した記憶がある。カスタマースペシフィックマーケティングといって、顧客を重要度別に区分し、そのランクごとに対応策を変える手法である。要するに「いい客にはそれなりの対応をするが、そうでない客には金も時間もかけない」という手法である。今度はCRMである。これはカスタマーリレーションシップマネジメントという。これを実現するには結構システム投資が必要なので、システム関連の業界にとっては、目下最大のテーマだ。このCRMのソリューションパッケーージを提案するのが、ビジネスチャンスとなっている。 |
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| ●CRMとは さてこのCRMであるが、巷に書籍があふれるが、乱暴に要約すると、要は、顧客の「挙動」は全て把握し、それを販売機会の拡大につなげようということである。ただミソは、従来「挙動」というと、販売履歴位でしかなかったが、ここには「クレーム」「点検・修理」「紹介」「問い合わせ」等全て含まれる。おまけに、もう1つの新しい概念はこうした関係づくりをすることで、顧客自身が1種の販売エージェント機能を持ち始める、ということなのだ。顧客自身がその企業のマーケティングの一翼を担ってくれるということなのだ。 この好例は、インターネットビジネスで既に年間50億ドル以上を販売しているというあのシスコシステムズだ。ここではシスコ・コネクション・オンラインというウェブサイトを運営。特にウェブを介しての顧客サポート体制は抜群である。顧客自身が他の顧客の疑問に対する解答を寄せることで、顧客がカスタマーサポートを行っているというわけだ。いわばコミュニティ型の顧客サポート機能ということになる。 CRMのメリットは様々に語られるが、大きくは次の6つに大別される。 さてこのCRMの展開において重要な役割を果たすのがコールセンターだ。何よりも顧客接点の最も重要な場面である。その背景にはCRMをバックにした次のような考え方が出てきた。 もっともこの顧客との接触機会を具体的に収益につなげるシナリオが確立しているわけではない。ステップとしてはコスト削減→サービス向上→生産性向上→収益の拡大という手順が必要とされる。 つまり顧客接点には様々な種類がある。人間系の営業、コールセンター、ファックス、インターネットの顧客サポート窓口、店舗等がその代表例だ。従来の考え方では、それぞれの機能や役割は縦割りだ。1つのメディアに1つの部署が当てられる。情報の共有は意図されるものの、実現していないケースが多い。これをまとめてしまおうという動きである。 これを加速しているものがインターネットだ。少なくとも米国では顧客接点の場面は一層インターネットにシフトしつつある。具体的にはe-mailということになる。このe-mailマネジメントがベンチャー企業にとっては、最もエキサイティングなビジネスチャンスになり始めた。例えば 1)e-mailを中心にどのようなメディアを経由してきても、顧客とのインターラクショ ンを共通のデータベース化するe-mailマネジメントシステムの展開 といったところだ。 |
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